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2019-04-21

八甲田山行軍

 

日曜の昼下がり、

歩くリハビリも正反対の道を選んだ。心がウキウキ、小躍りしたよ。

我が家に帰り、夫婦で選挙に行って来た。

 

土曜に会いましょう。


青森春爛漫八甲田山

       Photo by 芽衣さん


戦争が終ったとは誰も言えぬ、そんな歳に僕は産まれた。青森の四十年前の話です。

雪に対する訓練を「雪中行軍」と呼ぶ。八甲田山を舞台にした実話である。

僕は青森県立の男子高に入り、時にはダチとじゃれ合い、時にはスポーツをし、時には恋も勉学も。

数学の爺先生はB29に大砲をどうやって撃てばいいのか考える。

バケ学の爺先生は青森大空襲の話しに夢中となり授業など持っての他、自分の為に憤怒する、眼鏡の奥で目を濡らす。

 

戦争って言葉は薄々知っているが触れた事は無い。

 

体育着は学年毎に色は決まっており一年生は緑色、二年生は青色、三年生は朱色。此れが三年もの間つづく、朱色の体育着で。

三年生は八甲田山全てを歩き、二年生は三分の二、一年生は三分の一を。一年生は後からだが三年生はだいぶ暗い内から歩き始める。

雪中行軍とは言えないが夏前、行軍いやいや高校生が長距離を歩く、だけ。

やっぱり行軍だ。学級会長五人大声で、「敬礼」皆敬礼をする。

僕らの学級会長がか細い声で、「けいれい」小さな身体で痩せているカレが居る。

噂が駆け巡る、

「カレってオカマだべな」と津軽弁で。

「んだ、んだな」。

柔道部の主将が僕のクラスに居て大声で「敬礼」どよめく心臓の音。此れで六人決まりだ。

三年生はこれが最後の八甲田山、行軍を成功させねばならぬ。

誰かが叫ぶ、津軽弁で。

「學徒出陣だべぇー」「オォー」「オォー」。

八甲田を歩く、徒歩をする。ズックの下は砂利道が凄すぎて歩くのも億劫になる。石コロが堕ちてくる、大小様々堕ちるのが判る。

「あぶねっけよ」「あぶねぇ、あぶねぇど」。

さっきまで「オォー」「オォー」と言っていたのが噓臭く感じる。

「ハァー、ハァハァー」。確かに歩くのが疲れ果てて居る。

「わだっきゃ、もう駄目だぁ、足が動かねぇ、先に行けじゃ」自虐交じりの言葉を吐く。

八甲田山頂は未だ来ない。

良心の呵責に苦しみ、

「わぁ、やるぞ、やらなきゃなんねぇど」と一人の男が士気を鼓舞する、奮い立たす。

「わだっきゃ負けねぇど」「わも勝ってやるぅ」「タイマン張ってやるぅ」。誰も彼も、皆が皆、猫も杓子も、同じ事をする。軍隊が行進する音、音、音。八甲田山頂を目指して行軍がつづく。


八甲田山行軍


やっとのこと八甲田山頂に辿り着いた。人っ子一人残さないで辿り着いた。

誰かが言う、

「時はマルイチマルマル」。

心が安らかな感じになるのが分かる。

学級会長五人と柔道部の主将が大声で言う、「撤収」と。

撤収の文字が失望落胆させる。

僕が言う、「これ降りねばまねのが?」泥臭い声で。

疲れがどっと出る、意欲を喪失する。

「はーぁ」。




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2019-04-20

一毛

リハビリ


俺なんて一毛だ

 

非常に軽く

わずかな

一輪の花が咲く



2019-04-19

MRI検査

メディカルセンター


在宅勤務は有休を貰い、

MRI検査を受けて来ました。

磁場と電波を利用して、

「ガーガガ」

「ドッドッドッ」

受けるのが嫌で堪らないのです。

 

検査が終わって、

脳神経外科に行って説明を受けました。

脳萎縮度合のチェック、

MRA 3D画像のチェック。

 

脳出血を起こして倒れた時に、

大動脈解離が発生したのです。

 

1年に1回は、

MRI検査を受けるように言われました。

 

我が家に帰り、歩くリハビリをして、

暑くて汗がでます。


メディカルセンター 花


パソコンでブログを書きます。

 

土日を使い、あなた方のブログを観ます。



2019-04-15

三内丸山遺跡

 

さて、どんだけ直されるのか。

 

 

郁が小さな声で言う、

「しぃー。うるせじゃ。先生の話、聞こえねぞ」

僕と幸人がだまる。

ちょっとふっとた八木橋先生が大きな声で喋る。

「縄文時代の人は偉いですね。こんな土器を作って。あなた達も縄文土器を探してみたら、クスッ」

教科書を持ちながら笑顔で。青森の四十五年前、小学六年の話です。


深浦の夕陽

             Photo by あやさん


郁が言う、

「ねぇ、縄文土器を探しに行こうぜ」

「土器なんかねえぞ、俺、いかね」と幸人が言う。

「ゆうはどうする。いかねか?」

僕が言う、

「小学校の向こう側に山があって山城は十四世紀頃の青磁器が見つかったんだって。アイヌの人が」

郁が途中で言う、

「十四世紀の話だろ、縄文時代は約一万六千年前から約二千三百年前だぜ」

僕が言う、

「チャリンコで眺望山に行こうぜ」

「眺望山か?県民の森だぞ、ヒバ林だぞ。違うとこ行こうぜ」

ずる賢い郁が居る。

 

日曜の朝に郁と僕は待ち合わせてチャリンコで地元の山を目指す。ハーハーと息が切れそうになって、

「縄文土器、待ってろよ」と二人が叫ぶ。

チャリンコが通れない道を歩いて探しに行く。わっせ、わっせと二人並んで山を登る途中に、土で出来た土器?が有った。

郁が言う、

「縄文土器、見っけ」

「まてまて、待てよ」

僕がちょっと触った土器が粉々になった。

「あれ、土器じゃない。土が固まってた」

手が土で汚れている。わっせ、わっせと二人並んで山を登る。山の畑を探して、これもない、これもない。

「さぁいこうぜ」

わっせ、わっせと二人並んでを峠を目指す。

郁が言う、「待てよ。土器が壊れてたら、ゆうはどうする?」

僕が言う、「粉々になって土器と呼べないだろ」

頭脳のシャープな郁が言う、「土器は止めて土器の欠片を探そうぜ」

僕が言う、「土器の欠片?そんなの嫌だ、土器じゃないと、俺帰る」

「待てって、欠片を探そうぜ」

「えぇ」

「なぁ」

「う、うん、分かった」と僕が言う。

わっせ、わっせと山をよじ登る。眺望山が遠くに見える。これでもない、これもまたない。郁と僕の手のひらが土だらけ。

「有った、縄文土器の欠片を見っけ」と郁が叫ぶ。

どれどれ欠片を眺める僕が言う、

「本当だ、縄文土器と呼べないけど、欠片だ」

「縄文土器の欠片だぞ」と郁が喋る。

 

次の日に職員室で、

「縄文土器です。本当に縄文です」と郁が言う。

「これを私に。なんだ、フェイクね」

ちょっと困った八木橋先生が居た。

僕と郁が「ふえ?」

 

ウィキペディア・三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)は、青森県青森市大字三内字丸山にある、縄文時代前期中頃から中期末葉の大規模集落跡。二〇〇〇年に国の特別史跡に指定された。

 

八木橋先生、当時の縄文土器の欠片は本当に、フェイクですか?

          フェイク・にせもの    



2019-04-14

和み溢れて


喜びに溢れているひとも

辛く悲しんでいるひとも

 

僕に五秒ください

 

さぁ、深呼吸


日本海の夕陽

              Photo by あやさん


砂に夕陽

             Photo by 田淵さん



夕陽が静かに微笑んで

 

なんという優美な世界

 

心が休まる癒しの時



さぁ、がんばりましょう



プロフィール

nayuki2416

Author:nayuki2416
失語症、
高次脳機能障害、
右片麻痺など。
散文詩が好きで、
PC関連の仕事です。

懐かしいこと、
ひょうきんなこと、
爽やかなこと、
微笑ましいこと、
泣き笑いすることを、
散文詩にします。

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