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2018-09-18

案山子

案山子1

Photo by 芽衣さん

文章   芽衣さん

 

田んぼの真ん中に

おしゃれな案山子 見っけ❢❢

 

案山子2


実りの秋🌾🌾

長閑な田園風景には、

  案山子が良く似合います。

 

 

 

 

 

あれは四十数年も前の話しです。青森で。

                                                             

セイは中学二年生、ぼくは小学五年生。

「ゆー」「セイ」と呼び合う友だち。

 

「ドジョウを捕ろう」セイが言う。

 

線路を挟んで田んぼがある。セイの後ろを駆けて行く。

田んぼの畦(あぜ)道を静かに歩く。排水路を目指して静かに歩く。

排水路の中に金網がある。金網の中にドジョウが数十匹もいる。十匹のドジョウを盗んで行って、田んぼの畦道を駆けてゆく。

お爺さんが、

「こら~、盗人。ドジョウを返せ~」

お爺さんの言ったことなど、知らぬが仏。線路を挟んで目指すは陸奥湾、津軽海峡冬景色、いやいや、津軽海峡終秋景色。

 

ドジョウ金網

山内屋商店‐会津

 

釣りざおを持って、自転車で青森市から離れて蓬田村へ。ちょうど5分足らず。村へ入るならば、二人の子どもと会った。

「あっちゃ行ぐべし(津軽弁 あっちへ行こうよ)

とセイが言う。ぼくは緊張して自転車を漕ぐのに一苦労。

 

三つ下の従弟がいて、蓬田村へ探検に行った。

「もっけだ、もっけだ、わーいと言われると無視しろ(津軽弁 蛙だ、蛙)

とぼくが言った。後で聞いた話しだが、都市伝説。

村で一人の子どもと出会った。

「えーん、えーん」と従弟が泣いちゃった

 

やっとのこと、岸壁に着いた。

下のテトラポットの隙間に、針に餌を付けて隠れているソイを釣り上げる。五匹も、バンザイ、バンザイ。

岸壁の上には村がある。急いで自転車を漕ぐ、漕ぐ。やっとのこと、青森市内に着いた。ホッとした。

 

夜にお爺さんが家に来て、

「こら~、盗人」

げんこつで殴られた。

「えーん、えーん」とぼくが泣いちゃった。

 

「ソイ」はフカカサゴ科の海魚で、カサゴ、メバルと同じ科です。外見は「カサゴ」や「メバル」に似ています。津軽海峡付近がエサも豊富で好漁場とされています。

 


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