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2018-08-03

ねぶた祭り 鬼の顔

ねぶた祭り 鬼の顔

Photo by 芽衣さん

詩    芽衣さん

 

闇の中に浮かぶ

極彩色の光の渦

 

ねぶた祭り 大蛇


きっとそれは

白い雪に閉ざされた

長く厳しい冬の

反動なのかもしれない

 

ねぶた祭り 大男


ねぶた祭り 刀剣


夏の到来を喜び

雪のない世界を謳歌する

青森ねぶた祭り 開幕

 






まぶしさや 山も見えない 夏霞(かすみ)

 

84日は雨マーク

ねぶたに特注のビニールシートを掛けて運行し、祭り中は跳人も観客も興奮して、雨で濡れても気にならないのです。

東京で、ねぶた囃を遠くから聴いています。

 





 

喧嘩

 

青森で、ねぶた囃子が聞こえる、鈴の音がする。

僕が高校二年時、青森では中高生のねぶた参加は禁止だ。

授業中「お前ら、ねぶたの場で挨拶だけはするな、他人の振りをしろ、挨拶をした奴は即停学だ」

何だかんだ言っても高校生は祭を賑わせる。

 

跳人(ハネト)は花笠に豆絞りを付け、首からぶら下げる。

ポマードに母のをそっと借りてアイシャドウと口紅。

 

七、八十万の人々は「ねぶた」を、僕らは七人並んで歩きだす。

「ラッセラー、ラッセラー、ラッセラッセ、ラッセラー」

皆、顔を上げ喧嘩するモノたちを捜す、乱舞する、見物客さんに酒をいただく。

声が違ってくる、顔が違ってくる、それは狼のように。

一人、また一人、仲間がどこかに消えて行く。

 

頭を殴られた、何がなんだか分からない、もう一発殴られた。

しかも相手は中坊だ。九人の中坊だ、一人では駄目だ、七人で殴り返す、みんな掛かれっ。

僕の仲間は誰もいない。

 

殴られるっと思った僕の身体と中坊の連中を後ろから押さえつけられた、自衛隊だ。跳人の格好をして喧嘩を止めさせる自衛隊だ。

助かった・・・。

 

仲間は僕を捜しに来た。

 

跳人の人達は跳ねるのに夢中だ。

「ラッセラー、ラッセラー、ラッセラッセ、ラッセラー」

「殴れ」、とは言えない。

      

中坊・中学生

   

今から四十年前は、

   中、高生のねぶたの参加は、

   禁止でした。

 




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